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2017.11.14
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■漁業協同組合とは・・・
漁業者の経済的、社会的地位の向上と水産業の生産力の増進を図るために水産業協同組合法によって定められた協同組織です。漁協と略し、最近ではJFとも言います。漁協の構成員(漁業者)は組合員と言い、正組合員の資格は一定の条件を満たす者に与えられます。正組合員は出資の額に関係なく、一人一票の平等の議決権を持っています。
■漁業協同組合の仕事
仕事の内容は多岐にわたっており、銀行業としての信用 事業、保険事業としての共済事業、漁民の漁獲物を卸売販売する販売事業、漁民が操業に必要な燃料や漁具、または生活に必要な食品などを供給する購買事業、操業指導を行う指導事業などがあります。信用事業を行う漁協は銀行と同一視されます。
茨城県内の水産業協同組合
茨城県内には沿海地区に10、霞ヶ浦地区に2、北浦地区に2、内水面地区に15の漁協があります。また業種別漁協3、漁業生産組合1、水産加工協8、合わせると計41の組合があります。各地区の漁協の事業内容は異なっており、沿海地区の漁協は購買、販売、共済事業に力を入れていますが、霞ヶ浦、北浦、内水面地区の漁協は指導事業を主に行っています。 水産業を取り巻く環境は、国際規制の強化、水産資源の減少、輸入水産物の増大、漁業者の高齢化、また後継者不足等の影響により、漁業経営はもちろんのこと漁協経営も大変厳しいのが現状です。一方、平成13年に施行された「水産基本法」を受け、漁協は地域の活性化、資源管理型漁業の推進、担い手の育成など新たな課題への対応も求められています。 これら課題へ対応していくため、「各地区1漁協」を目標とした合併が進められています。霞ヶ浦地区では、平成22年1月に14漁協が合併して「霞ヶ浦漁業協同組合」が設立、北浦地区では、平成14年6月に6漁協が合併して「きたうら広域漁業協同組合」が設立されました。 沿海地区では、漁協合併の際の障壁となる財務格差の実態調査や産地市場統合の可能性などについて実務者協議が行われ、北部・中部・南部の3地区で合併した後、県1漁協へ合併する方針が決まりました。平成19年9月には南部地区の波崎漁協と波崎共栄漁協が合併し、「はさき漁協」が設立され 、平成23年に久慈町漁協、会瀬漁協、河原子漁協の3漁協が合併しました。県では、今後も合併が可能な漁協から先行して合併を進め、実質的な県1漁協体の完成を目指すこととしています。
はさき漁業協同組合
■概要■
「はさき漁業協同組合」は神栖市内(旧波崎町)にある2つの漁協(波崎漁協、波崎共栄漁協)が合併し、平成19年9月1日に設立されました。 波崎漁協は昭和24年10月に設立され、大中型まき網漁業者による水揚げと同漁業者への氷の供給を経営の柱としていました。また波崎共栄漁協は昭和36年5月に設立され、5t未満の小型船漁業者を中心とした組合でした。 新組合であるはさき漁業協同組合は、大中型まき網漁業による水揚げと氷の供給、船びき網漁業および特別採捕によるうなぎの稚魚の水揚げが経営の中核をなしています。また、波崎漁協より継承した風力発電施設は地域の自然資源である「浜風」を活用したクリーンなエネルギーを生み、人と地球にやさしい発電施設です。環境・衛生管理型の漁港へ向けてHACCP対応市場を目指していきます。
■波崎漁港の歴史■
波崎漁港の起源ですが、江戸時代の中期以降、銚子漁港と関連して利根川河岸に自然発生的に出現したと見られています。利根川河口を利用した河口港で、昭和8年から13年に物揚岸壁を建設するなど、前泊地の浚渫をしました。昭和26年、第3種漁港の指定を受け、同年からの第1〜4次漁港整備長期計画により、現河口港における防波堤及び岸壁等の整備が行われ、ほぼ現在の姿となりました。しかし、漁船が大型化する一方、港内の土砂堆積が著しく、水深維持が困難となったため新漁港を建設すべく、昭和48年に第5次漁港整備長期計画が開始されました。漁港整備長期計画は第6次、7次計画と進められ、昭和60年11月に現在の波崎新漁港の一部供用が開始されました。これにより水産物流通加工拠点総合整備事業の指定を受け、製氷貯氷施設及び卸売市場施設を建設し、昭和63年4月に組合事務所を新漁港に移転しました。
■組合員数■
正組合員合計75人
准組合員合計22人
合計97人
(平成31年3月末現在)
正組合員62人
准組合員16人
正組合員13人
准組合員0人
正組合員0人
准組合員6人
合計78人
合計13人
合計6人
■漁船の隻数■
組合員の所有する漁業種別、トン数階層別隻数及び経営体数
(平成31年3月末現在)
◎漁港荷捌き施設
21世紀の漁港づくり。ひろびろゆったり、しかも機能的な近代漁港。
波崎漁港の水揚量は、全国魚市場の中でも上位にランクされる実績をあげております。水揚げの迅速化、合理化を図るため、荷捌き場と入札施設は機能性を追求し広く明るくゆとりのある設計です。
荷捌き所
入札場
23,764.0 ㎡
●用地面積
●建築面積
2,099.5 ㎡
・荷捌棟
建築概要
849.6 ㎡
・事務所棟
2,949.1 ㎡
・計
3,815.8 ㎡
●延面積
●構造
鉄筋コンクリート造り3階建
トラックスケール
◎製氷工場
外港製氷工場
建築・設備
概要
●用地面積
1,276.00 ㎡
●建築面積
679.09 ㎡
●延面積
1,294.07 ㎡
●構造
鉄筋コンクリート造り3階建
油圧ポンプユニット
冷却塔
冷凍機
油圧式貯水・搬出装置
●製氷能力
自動製氷機25t/日産 2基(50t/日産)
●貯水能力
700t(233t×3)
●搬送能力
100t/時間×2
◎購買利用施設
小型船給油施設および上架施設
上架場
給油所
屋外タンク
●屋外タンク
100kl×1基、200kl×1基
●給油所
2棟
●ウインチ小屋
上架用台車×3台
設備概要
◎風力発電施設
JFはさき 海風丸(うみまる)と風力発電施設2号機
この愛称は旧波崎町東部地区の小学生444点の応募のなかから選ばれました。
ナセル
タワー
●ナセル
全漁連の統一ロゴをベースにデザインしています。
●タワー
空と海を背景に、地元で獲れるマイワシ、県の魚に指定されているヒラメ、漁獲高日本一の鹿島灘はまぐりのイラストで、海の豊かさを表現しています。
波崎水産加工業協同組合
風力発電でつくられたクリーンエネルギーで冷蔵庫・事務所の電力をまかなっています。
技能実習生の受け入れ
将来起こりうる高齢化・少子化問題に対応すべく、平成27年度よりインドネシア共和国からの外国人技能実習生の受入れを開始しました。テレビから流れる外国人技能実習生のニュースは、長時間労働に加え、ピンハネ、低賃金など非人道的、劣悪な労働条件下で働かせるといったものばかりですが、当組合としては、新興国への技術移転、国際貢献事業の一環として、技能実習生とのWin-Winの関係を目指しています。
地元祭礼である
「大潮祭」への参加
自主運営によるサッカー大会「obonカップ」
■新規乗船者(初心者)数■
(平成31年3月末現在)
神栖市国際交流フェスティバルにて
インドネシアのポップミュージックを披露
波崎漁港、水揚数量と金額の推移
■波崎漁港の水揚数量■
■金額の推移■
■水揚数量に占める漁獲物構成■
■その他の水揚数量に占める漁獲物構成■